＃ げいのうじそ2

間接キッス

「ねぇ。コレあげる」

「お、珍しいじゃん！サンキューです」

「美味しい？」

「ビリビリする、ってまあ炭酸だしね！」

「俺の飲みかけなんだけど」

「ウゲェッ」

その反応、おもしろすぎ

「全部飲んでいいよ」

「要らん要らん！いやでもおまえも飲むな！コラ待て！」

「痛ッ、痛い！」

「おまえが悪いッもう」

「悪くねぇよ。なんでそんな嫌がんの？」

「汚ぇだろうがよ」

「汚くねぇ。俺歯磨き丁寧だし。お口ん中綺麗よ？」

「そんなことじゃねぇよ。おまえってのが嫌だ」

「…」

「ここでスカしたって拗ねてるようにしか見えねぇぞ」

「あ、拗ねてるように見えた？企んでんだけど」

うわは、間抜けな顔！

「何」

「ねぇ、脅すよ？ちゃんと聞いてね？これから一度でも俺のこと嫌がったら、おまえを嫌います」

「何それ難しーッ」

「わかった？じゃあ俺の食いかけ。コレ食べて。嫌そうな顔すんな、マジだぞ」

「マジ、って」

「つべこべ言うな」

おわ、食った

「オイシイデス」

「俺に嫌われたくないんだ」

「だってそしたらずっとスカされっぱなしってことだろ？耐えらんねぇよー」

「好きだけどスカしてるけどね」

「まぁねぇ」

「好きでも、こんな風にしかできないけど、いい？」

「びみょ…んっ！」

直接キッス